啓蟄に吾ドイリー編む糸白き 瑚幸

啓蟄は過ぎましたが、未だそれらしき虫に出会いません。
それもそう、まだまだ冷たい霙が降る空模様、しばらくは虫も出ずに出られないでいるのでしょう。
折しも昨日は冷たい霙を眺めながら、家の中でドイリーを編み上げました。こうしていると、なんだかちょっとだけ蜘蛛になったような気分がしないでもありません。

※フリー画像
啓蟄にドイリーを編む銀の糸
これは最初に思い浮かんだ句ですが、蜘蛛と編み物ってありきたりの句ですよね。
それに編んでいるのが蜘蛛なのか、自分なのかという曖昧さもあるし。銀の糸なので、やや蜘蛛寄りですが。
そこで、吾を入れてはっきりとして、白い糸を強調して糸白きとし、さらに編んでいるのは私ですとしました。
私はいつも、最初に詠んだ句を紙に書いて机の前などにテープで張り付けておきます。
しばらくすると「ああ、やっぱりここはちょっと違うな」とか「こう直した方がいいかな」と浮かんでくるので、そこで推敲します。
たまに翌朝に見直すと、すっと、いい言葉や文が浮かんできたりします。降りてきたというか、ひらめくというか、そんな感じです。
下手くそな句は自分が詠んだのに間違いがないのですが、たまにとてもいい句になったりすると、これは自分であって自分でない誰か優れた俳人が詠んでくれた句なんじゃないかなと思ったりします。
誰でしょう(笑)
いつもありがとうございます!
笑子さんの「啓蟄」の句に触発されて、私も一句詠んでみました。
レース編みを、ブログ「桜さくら堂」の方に載せました。こちらです⤵