花咲く小道

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プレバト俳句 2026年1月15日 〖美容室〗

2026年1月15日/美容室

俳人 夏井いつき  (敬称略)

MC 浜田雅也/アシスタント 清水麻椰(MBSアナウンサー)

 

第1位 石井正則 72点 才能アリ

いつもの手いつもの鋏初鏡

 

第2位 Aマッソ加納 71点 才能アリ

寒牡丹サロンからただ帰る暮

 

第3位 水田信二 70点 才能アリ

青過ぎる襟足明日は初仕事

 

第4位 松下由樹 60点 凡人

悔やまれる前髪2ミリ凍てる夜

添削/ 前髪二ミリを悔やむ凍てる夜

 

第5位 初挑戦 Peco 57点 凡人

冬晴のリタッチ映えて街ランウェイ

添削/ 髪をリタッチ冬晴の街はランウェイ

 

昇格テスト

 

ダウ90000 蓮見翔 特待生3級

冬晴の散髪うなじをぬける風

結果: 現状維持!

一言: ありきたりじゃない?

添削/ 散髪のうなじよ冬晴れの風よ

 

千原ジュニア 永世名人 句集出版まで あと2句!

雪や霏々病窓に丸刈の吾

結果: 掲載決定!

 

 


NHK俳句 夏井いつきの「凡人俳句」からの脱出 [ 夏井 いつき ]

 


夏井いつきの おウチde俳句 [ 夏井いつき ]

 

 いつもありがとうございます!

千原ジュニアさんの句は、いい句ですね。ついに『霏々』の宿題を終えて、なんだかホッとしました。

バイク事故で入院子供の句で勝負することがジュニアさんは多いようなので、最近はお腹いっぱいな感じがしていますけれど(笑)

 

雪はしづかにゆたかにはやし屍室    石田波郷

 

病室の窓から外の雪を見ている句では、まずは、石田波郷のこの句ですね。

ジュニアさんは「霏々」と詠みましたが、石田波郷は「しづかにゆたかにはやし」と、その雪の状態を詳しく描写しています。

そして、その視線の先にあるのは・・・

 

ジュニアんさんは「窓にうつった丸刈りの自分」なのですが、石田波郷は「屍室」つまり霊安室なのです。

もしかしたら病気が治らなくて、やがて自分もあの霊安室に横たわる日が来るんじゃないだろうか、と思って、そこへ降りしきる雪を眺めているわけです。

もう、気持ちは霊安室に横たわっている自分で、なんと寒々とした情景だろうと思いました。

 

ジュニアさんの句では雪はただの背景で、見ているのは丸刈りの自分なわけです。窓のこちら側の自分です。

ただ、この” 丸刈り ”というのが新鮮ですね。丸刈りからは、たぶん頭を怪我したとか、これから手術に向かうとか、そういうことなんでしょうが、丸刈り自体が持っているイメージは、若さですね。

たとえば丸刈りでまず浮かぶのは、少年野球とか青春、汗などでしょうか。

なので、この句からは、希望が見えてきます。どこか救いがあります。怪我や病気は治るような予感がします。

 

石田波郷はその若い頃、上京するときに、

 

バスを待ち大路の春をうたがわず

 

未来に自信をみなぎらせた句を詠んでいます。ここから先の雪の句を詠むまでには、石田波郷に召集令状が来て、戦地に行っています。

死を覚悟してみると、生の輝きが眩しいほど光って見えたのでしょう。

 

雁や残るものみな美しき

 

その後、中国大陸で肺病を病んで、日本に帰ってきます。肺病は結核ですね、結核は当時、死の病でした。

俳人だけでなく、どれほどの才能が、戦争によって失われたことでしょう。

 

 

 いつもありがとうございます!

しみじみと平和を思います。

今日も、日本と世界の平和を祈りました。