2025年12月11日/冬麗戦・人生ゲーム
俳人 夏井いつき (敬称略)
MC 浜田雅也/アシスタント 清水麻椰(MBSアナウンサー)
優勝 矢柴俊博 段位なし
人生ゲーム一味足らぬ関東炊き
第2位 フルーツポンチ 村上健志 永世名人
点滴の赤子の眠りコート脱ぐ
第3位 的場浩司 特待生2級
寒灯や仏花三束残る桶
第4位 犬山紙子 特待生1級
納豆混ぜる母の病名を知る
第5位 こがけん 特待生2級
吹雪く夜の空港に飲む蕎麦湯かな
第6位 阿見果凛 高校生
赤本に貰ふ寄せ書き冬夕焼
第7位 清春 段位なし
冬の虹濃し休止という解散
第8位 Kis-My-Ft2 二階堂高嗣 段位なし
今日からアイドル小春の風呂掃除
第9位 千原ジュニア 永世名人
梅雨入前老犬に告ぐ若き離郷
添削/ 老犬に告ぐ六月の若き離郷
第10位 梅沢富美男 特別永世名人
新品のこはぜ頑な初芝居
添削/ 新品のこはぜ母亡き初芝居
第11位 Kis-My-Ft2 横尾渉 永世名人
姪は投資王除夜の人生ゲーム
第12位 かたせ梨乃 特待生5級
御降(おさがり)のオファー「極道の妻たち」
第13位 森口瑤子 名人10段
失恋におでん酒とは平凡な
第14位 FUJIWARA 藤本敏史 永世名人
冴ゆる夜や離婚決めたるハイボール
第15位 大友花恋 段位なし
カーテンはまだ首都高は冬の雨
第16位 ダウ90000 蓮見翔 特待生4級
床暖房の上結婚マス止まる
いつもありがとうございます!
今回特筆すべきは、夏井先生の「出て見たら」いうススメで出場した阿見果凛さん(高校生)でしょうか。
凍星や歴史に残らない仕事
という句を詠んで、
第36回伊藤園お~いお茶新俳句大賞を受賞した方だということでした。
すてきな句ですね。これを若い人(高校生)が詠んだということに、小さな驚きがありました。
ふつう、世間は歴史に残るような人や仕事に注目をしてきました。未来がある若者ならばなおさら大きな仕事、名を残すような仕事に目がいくでしょう。
ところが世の中は、こうした名もなき多くの人によって支えられていることにやがて気づきます。でも、それに気づくのは、ある程度人生を歩いて、さまざまな経験を積んでからというのがふつうです。
たとえば法隆寺は、聖徳太子と推古天皇が建立したといわれています。
しかし実際は、名もない職人の日々の労力によって完成したものでもあります。高校生で、そういう歴史に名を残さない下積みの人々の仕事に気づくとは、これも才能だなと感心しました。
小説家で写真俳句を詠んだ森村誠一さんが、自身の俳句について書いた本で、
詠み人知らずで、後世に残るような句を詠むのが理想だとおっしゃっていたのを、ふと思い出しました。













